ストレッチ 続かない…体が硬い…
トータルバランス姿勢・歩き方講座にご参加下さったYさんから、講座後にメッセージをいただきました。
※トータルバランス姿勢・歩き方講座とは、4時間半かけて呼吸法・ねじれ解消法・姿勢・歩き方を学んで頂く1day集中講座です。
体を柔らかくしたくてストレッチしているのに…
Yさんは、姿勢と歩き方を学ばれたことがあるとおっしゃっていました。
そのスクールでは、何種類もあるストレッチを毎日時間をかけて行なうことを推奨されていたそうです。
ですが、Yさんはストレッチに毎日時間をかけることがとにかく苦痛で、また時間をかけても効いていると感じることができず
このまま続けていたら社会生活が成り立たないと思われ挫折してしまったようです。
50代のYさんは、体が硬いと自覚されていました。
体が硬い方は、無理をして伸ばして痛い思いをされたご経験があると、筋肉を固めて関節が動かないようにする無意識の反応(防御性収縮)が起こってしまいます。
さらに、体が柔らかい方を真似て硬いところを無理に伸ばそうとすると、筋肉は弛緩せず、逆に筋肉内部で収縮方向に作用してしまいます。
体を柔らかくしたくてストレッチをしているのに、ストレッチをすることによって体を固めてしまっていることがあるのです。
苦痛を感じて挫折されたYさんも、そういう状態だったのでは…と思われます。
人で例えると分かりやすいので、イラストのように両腕を力いっぱい引っ張られていると考えてみてください。
こういう状況の時、引っ張られる強さに比例し、引っ張られている人の体はどんどん緊張していきますね。
なぜ緊張するのかというと、引っ張られっぱなしだと危険なので、体が反射的に引っ張り返そうとするからです。
筋肉も強く引っ張られると、筋肉自体や関節を守るために元に戻ろうとし縮むのです。
私も若い頃は、ストレッチを頑張っていました。
その頃は、体の声を無視して結果を求めるストレッチをしていました。
努力と根性が美徳だった時代に育ったのでギューギューやっていました^^;
ストレッチが悪いのではなく、以前の私のように結果を求めて体の声を無視して取り組むことが、まずは失敗のもと。
ただ、姿勢と歩き方を見直した現在の私は、体を伸ばしたい衝動に駆られることが無くなりました。
昔はよく、左側の体側や首筋に硬さを感じて伸ばしたくなったものですが、それは体がねじれていたからでした。
関節のねじれにより筋肉が本来の位置で使われていないことが、筋肉の硬さの原因となっていることも多いので、良い位置に戻してあげるだけで柔軟性は自然にある程度のレベルまで復活しますよ。
ストレッチを生活の中に取り入れたい方は、ねじれを解消させ柔軟性を取り戻し、防御性収縮が起こらないようにリラックスして取り組めるようにしていただきたいなと思っています。
どれも無理なくつづけられそう!
Yさんから頂いたメッセージをご紹介します。
Noriko先生
今日はありがとうございました^^
写真も早速ありがとうございました。
この半日でも変化があるのが嬉しいです。
内容が盛りだくさんで時間があっという間でしたが、難しそうなストレッチなどはなく、どれも無理なく続けられそうです。
テキストも楽しみにしています。
よろしくお願いいたします^^
取り組みやすさで前向きになれる♪
以前のストレッチは、教える先生は身体が柔らかくて難なくしているのですが、硬い体の身ではコツが分からず、時間をかけても効いてくる感じがしませんでした。
体が却って反発していたのかもしれません。
床に寝そべらないとできないストレッチが何種類もあって、毎日時間をかけてすることが推奨されていましたが
睡眠以外で寝そべる時間は取れず、まともにやっていると社会生活が成り立たない感じがして、とても続けていけないと思い
姿勢改善を頑張り過ぎず自然に長く続けられそうな方法を探してYURUKUを見つけた次第です。
昨日の講座で教えていただいた内容は、仕事の合間やご飯を食べながらでもできそうな取り組みやすさで前向きになれます♪
今日も思い出した時にできるものをちょこちょこやっています。
姿勢と歩き方をより良くするには、日常生活の中で実践することが何より大事です。
それは、特別なことを時間をかけて頑張るのではなく、生活動作そのものを変えていくことです。
良い動きができるようになっていただくために、ねじれを解消させるセルフ調整法もお伝えしていますが、調整すれば完了ではありません。
調整した後にどのように立ち、どのように動くかが肝心で、良い動きで過ごすことができれば、調整法を用いなくてもお体の状態は良くなるからです。
Yさんがメッセージに書かれた「仕事の合間やご飯を食べながらでもできそう」とは、そういうことなのです。
Yさんが受講された講座はこちらです。