足首の歪みを取る方法
回内足のMさん
回内足(かいないそく)とは、踵が内側に倒れた足のことです。
左足の回内が強く足首の歪み方に左右差があるMさんは、足首の張りが慢性的で、歩くとフラつきがあり疲れてしまい、腰の痛みや腕のだるさ、頭痛やめまい、胃腸が弱く食欲が無いなど多くの不調を抱えておられました。
そんなMさんがパーソナルレッスンコースにいらしたのは2023年4月です。
頭部の歪みが足首の歪みの原因に
初回レッスンで行ったことは、頭部の歪み解消練習です。
そのレッスン前後の変化が①の写真です。
頭部に歪みがあると、意識していても不要に体をねじる立ち方や歩き方をしてしまうため、足首はどうしても歪んでしまいます。
逆に、頭部の歪みが解消してくると、不要にねじることが減るため、足首の歪みも軽減するのです。
足関節の調整
1回目のレッスンで足首の歪みが軽減したMさんですが、まだ足首が傾いていたので、足関節の調整をする練習をしました。
すると、スッと踵が起きました。
そのレッスン前後の変化が②の写真です。
頭部と足部の歪み解消で変化したこと
頭部と足部の歪みを解消させていったことで、Mさんのお体には色々な変化が起きました。
高血圧で降圧剤を服用されていたのですが、血圧が下がってきて降圧剤が不要になったそうです。
また、胃腸が弱く食欲が無かったのに、食欲が出てきたそうです。
さらに、視力が出にくかった右目の視力がかなり上がり、半年前に作った眼鏡が合わなくなり、度数の低いレンズに変更されました。
視力の変化についての記事はこちら➡40歳過ぎて視力低下・原因は加齢?(視力が戻ったKさんのお話)
足の調整をしてもまた歪むのはなぜ?
頭部と足部の調整で、足首が柔らかくなってきて歩きやすくなってきたMさんですが、足部の調整をした時の踵をなかなかキープできませんでした。
その原因は、骨盤を上下とねじれの方向に歪ませて立っているのが真っすぐだと感じる感覚のズレ、脚をねじらせながらの足運びをニュートラルに感じる感覚のズレ、胸椎と頸椎をそれぞれねじって立っているのが真っすぐだと感じる感覚のズレがおありだったからです。(他にも、これらに付随し生じている感覚のズレがあります)
その感覚を変えない限り、足を調整しては戻り、また調整しては戻る・・・というように繰り返してしまうのです。
Mさん特有の感覚のズレを紐解いていき、組み立て直すようにお体を起こして頂いての変化が③の写真です。
この日は、一度も足部の調整は行っていません。
一見何が変わったのがわかりにくいかもしれませんが、ビフォー写真のお体は、全身様々な関節をねじらせて立っている状態なのです。
人の体はもともと左右非対称で歪みがあるのは普通のことなので、神経質になる必要はありませんが、不調があるのならば向き合って頂きたいと私は思っています。
クセや感覚のズレこそが最大の原因
②と③の写真は同じ変化に見えるのですが、アプローチが異なるのです。
足関節のねじれを解消させると、②のアフター写真のように全身のバランスも自然に良くなります。
その良いバランスで過ごしていたら、また足首が歪むことは無いのですが、そうは簡単にはいかないということです。
なぜなら、これまで長年続けてきた動作のクセや、真っすぐに立っている・真っすぐに歩いているという感覚のズレが、元の状態に戻してしまうからです。
②のアフター写真ように、足関節の調整で踵がスッと起きたらOK!ではなく、 元に戻らなくなってはじめて身についたと言えるのです。
どうやったら良い状態に変えていけるのかというと、どんなクセと感覚のズレがあるのかを知って、気づいて、修正して、良い状態を当たり前にいくことで変えていけるのです。
レッスン後のご報告
感覚のズレの修正を行ったレッスンの2日後に、Mさんからお送りいただいたご報告をご紹介します。
パーソナルレッスンを受けるようになりまして一番衝撃的に驚いたことは、降圧剤を手放せたことです。
いまだにドクターから、ちょっとでも高くなったら再開と何度も言われてます。
高い時もありますが、良い感じに維持できてます。
2日前のレッスンからの変化としては、とにかく昨日は疲労感がすごくて。
9時半に寝てしまいました。
今朝も通勤時、ねじれを意識しながら歩いていましたら、いつもの感覚と違いました。
足裏も、膝のあたりも。
確かに軽快に歩けたように思います。
ただ、職場に着いた途端の疲労感は大きかったです。
今まで、使ってこなかった筋肉を使ってしまったかのような疲れでした。
今までのレッスンですと、どこかに違和感が出たり痛みが出たりしても、数日たってからのことが多かったので、すぐになんらかの変化があったことに驚いています。
でも、その疲労感は長続きしなくて、少し休憩したら巻き戻ってました。
今朝もスッキリと目覚めましたし。
仕事が始まる時、セットし直して動き始めたら、全く疲労感はありませんでした。
そして、私は結果が眼に出やすいのか、益々メガネがしんどい感覚が増しました。
クラっとめまいも感じます。
腕のだるいのはましになりましたし、ビックリなのは、鎖骨が左右対称に近くなってます!!
2日で、こんなに動くの?というこらい移動してます。
さっき、体重を測ってみましたら、やはり少し太ってました。
胃腸は不調なのが当たり前に過ごしてきましたので、よく食べられて美味しいということに、舞い上がってまして。
少し節制します。
鎖骨が左右対称になってきたというのは、背骨のねじれが解消してきた証拠です!
下の記事もぜひお読みください。
前回のレッスンで、Mさんがどのような感覚のズレがあり、それをどう修正したらよいのかを知って頂きました。
Mさんの次のステージへの第一歩は、日々の生活の中でその感覚のズレに気づくことです。
Mさんは、早速その取り組みをしてくださっているのです。
うっかりいつものクセが出てしまったり、筋肉がまだ以前のバランスに戻そうと引っ張ってくることがあると思います。
ですが、こまめに修正することを日々続けていると、それも次第に無くなっていきます。(経験者は語る!)
※感覚のズレの修正についての詳細はこちら
そしてこれから、今回の感覚のズレに付随し生じている、その他の細かな感覚のズレもさらに修正し、Mさんがもっと楽にもっと綺麗になって頂けるようサポートしていきたく思っています。
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