要介護4から要支援2に!?3分の体操習慣(高齢者)

要介護4から要支援2に!?

先日、驚きのメッセージをいただきました。 

メッセージをくださったAさんによると、約1年前に86歳のお母様が転倒し腰椎を骨折し、その日から認知症様症状がどんどん進み、要介護4になってしまわれたそうです。 
 
ところが、今年の判定では要支援2になったのだとか!! 
何をされたのかというと、1回3分の椅子ゆるく体操ゆっくりバージョンです!
 
お母様は、骨折されるまで椅子ゆるく体操を日課にして下さっていました。 
Aさんは、椅子ゆるく講座の指導資格をお持ちで、ご家族に伝えてこられたのです。 
 
お母様が寝たきり状態の時に、Aさんがお体を少しずつ動かすようにされていると、そのうち椅子ゆるく体操の音楽を流したらお母様自らお体を動かすようになり、徐々に良い状態になっていかれたのだそうです。 

体操を習慣にされていたことで、頭で考えなくても曲を聴けばお体が動くようになっておられたのですね。
 
要介護度と要支援度、それぞれの目安をご覧いただくと、この変化がどれだけ大きいかがよくわかります。 

要介護度と要支援度のめやす

要介護度の目安

要介護度1:歩行に支えが必要な場合があり、生活動作の部分的な介護が必要。認知機能低下も見られることもある。 
要介護度2:自力で立ち歩くことが困難で、生活動作の部分的な介護が必要。認知機能低下が見られることもある。 
要介護度3:自力で立ち歩くことが非常に困難で、生活動作の全面的な介護が必要。意思疎通が難しい場合もある。 
要介護度4:自力で立ち歩くことができず、介護なしでは生活できない状態。意思疎通も難しい場合もある。 
要介護度5:寝たきり状態で、介護なしでは生活を送ることができない状態。意思疎通も困難。 

要支援度の目安

要支援度1:日常生活はほぼ自力で送れ、生活の一部支援が必要。
要支援度2:食事や排せつは自力でできるが、歩行能力低下により生活の一部で支援が必要。

お母様は、要介護4の介護なしでは生活ができず意思疎通も難しい場合がある状態から、要支援2の食事や排せつが自力ででき生活の一部支援が必要な状態へと変わられたということなのです。 

認知症とはどういう状態で何が原因?

お母様は、骨折されてから認知症様症状がどんどん進んでいき、要介護4になったとのことでしたが、認知症とはどういう状態で何が原因なのかを調べてみました。 
 
認知症とは、脳がダメージを受け記憶力や判断力が低下し、日常生活に支障をきたした状態です。
 
原因は、神経細胞の障害による脳の萎縮(側頭葉にある海馬)、脳梗塞などによる脳血管障害、脳の神経細胞内のたんぱく質の異常蓄積による脳の萎縮(前頭葉・側頭葉)などだそうです。 
 
原因の中に脳の萎縮とありましたが、萎縮した脳を元に戻す治療法は現代医療では無いようです。 

認知症予防法としては、日ごろから頭を使うことが重要で、脳が働くことによって血液がたくさん流れて脳を良い状態に保つことができると考えられるからだそうです。 

脳は多くの栄養と酸素が必要

脳に不可欠なものは、ブドウ糖(グルコース)と酸素と水だと言われています。
 
脳の重さは体重の約2%ほどしかないのに、全身で使用する酸素量のうち約20~25%を、また一日に必要とされるエネルギー量の約15%を、脳で使用するのだそうです。 
 
その脳に酸素や栄養を送っているのは、内頚動脈という総頚動脈から分岐した動脈と、椎骨動脈という鎖骨下動脈から分岐した動脈、背骨の中を通る脳脊髄液という体液です。 
いずれも首の中を通っています。 

日ごろから頭を使うことで脳の血流を良くすることが認知症の予防法になるとお話しましたが、脳が上記のように栄養と酸素がたくさん必要だからです。 
 
ですが、日ごろから脳をよく使っていても、背骨が曲がり首が起きていなければ、頸動脈の血液の流れや脳脊髄液がスムーズに流れてくれないのでは? 

Aさんのお母様は、腰椎の骨折が原因で動けなくなり認知症様症状が進み要介護4になってしまわれましたが、椅子ゆるく体操を続け要介護4から要支援2に状態が回復。

体を動かすことが大切であることは言うまでもありませんが、椅子ゆるく体操は背骨周辺の筋肉の緊張を解いていく動きがたくさん含まれているため、脳に栄養や酸素が届きやすくなったのではないかと私は思っています。

音楽の持つ力と脳の活性化

音楽の持つ力も忘れてはいけないと思います。

認知症治療には、音楽療法という非薬物療法があります。
音楽療法には、受動的音楽療法能動的音楽療法の2種類あります。

  • 受動的音楽療法:音楽をただ聴くことで認知症の症状を軽減させる療法。
  • 能動的音楽療法:音楽に合わせて歌を歌ったり楽器を演奏するなど、音楽と関わることで認知症の症状を軽減させる療法。

椅子ゆるく体操は、音楽に合わせて行う姿勢改善体操なので、能動的音楽療法に当たるのではないかと考えられます。

音楽に合わせて体操をする、音楽に合わせて歌を歌う、音楽に合わせて楽器を演奏するという行為は、2つのことを同時に行っている状態です。

通常こうした2つのことを同時に行うということが難しい認知症の方も、音楽を用いるとストレスなく楽しみながら自然に脳に良い刺激を与えることができ脳が活性化するのだそうです。

Aさんからいただいたメッセージ

のりこ先生、こんばんは。
ご無沙汰しております。

去年の今頃、86歳の母が転倒骨折から、どんどん認知症様症状が進み、要介護4になっていたのですが、

寝たきりになっても、動かせるところだけ、私がゆるゆる動かしていたら、そのうち、椅子ゆるく体操の曲を流すと、自分で上半身だけ動かすようになり、今年の判定では要支援2になりました。

YURUKU®、本当に、何でも効きますね。
いつも、ありがとうございます。

椅子ゆるく®による症例

過去ブログで、90歳の要介護の方が椅子ゆるく®のオンラインレッスンを受けられ、お体の状態や認知機能の向上が見られたお話を書かせて頂きました。 
 
初回レッスンでは、椅子に座っていることも不安定で、椅子の前につかまれる器具を置いておられ、講師の問いかけには無反応でいらしたけれど、3ヶ月経った頃には、ひじ掛けの無いパイプ椅子でレッスンを受けられ、講師の問いかけに反応されるようになられただけでなく、笑顔が増え音楽に合わせ体操できるようになられました。 

YURUKUにはご高齢の親御様がいらっしゃるご受講生が大変多く、椅子ゆるく体操による様々なご報告をいただいています。

体操&姿勢矯正グッズによる症例

写真は、特許理論を採用した姿勢・歩き方矯正オリジナルグッズ『ルーム雪駄 氣和』と椅子ゆるく体操でお体の変化を実感されている79歳の方の変化です。

YURUKUで体作りをなさっている奥様のおすすめで、1日朝晩2回(1日約5分)椅子ゆるく体操をすることをルーティンにされるようになり、色んなところで治療を受けていたけれど良くならず10年続いていたという首と肩の痛みが取れたとのことで、ご夫婦で続けてくださっています。

他にも、86歳のお母様に『ルーム雪駄 氣和』と『ウォーキングソックスKIWA』をプレゼントされた方から、氣和と毎晩の椅子ゆるく体操とで、お母様の膝の痛みが取れたとご報告をいただきました。

各種オリジナル姿勢改善グッズは⬇️こちら

いずれのお話も、いただいたご報告をそのままご紹介させて頂いているだけであり、これで治るなどというお話ではありません。

ですが、これらのお話に希望を感じてくださる方は、1日2分~5分の体操を生活の中に取り入れてみられませんか?

介護施設などへの講師の派遣をご希望の方はお問い合わせください。➡︎お問い合わせ

YouTube姿勢改善『椅子ゆるく体操』

体操の正しいやり方レッスン動画

  • はじめて取り組まれる方や、動きを覚えていない方は、ゆっくりバージョンがおすすめ
  • 体操に慣れている方、お子様を含むお若い方は、通常バージョンがおすすめ
  • 音楽を聴いたら勝手に体が動くようになられた方は、英語バージョンがおすすめ
  • 立ったままで体操したい方は、立位バージョンがおすすめ

月額990円で70動画見放題の動画サイトをオープンし、その中に、椅子ゆるく体操の正しいやり方説明動画3本と、通常バージョン・ゆっくりバージョン・英語バージョン、体操を覚えた方用に音楽のみ掛け声なしバージョンも含めました。

体操の他にも、セルフケア法・姿勢と歩き方についての練習会を収録した動画も多数視聴いただけます。(期間の縛りはなくいつでも解約可能です)

動画サイトを見る

朝晩2回(1日約5分)椅子ゆるく体操を続けてくださっている方から、朝に体操をすると活動的になれ、夜に体操をするとぐっすり眠れるとご報告をいただいています。

朝晩体操をされる場合は、朝は通常バージョンで夜はゆっくりバージョンで行ってください。

コロナ禍前に誕生させた椅子ゆるくメソッド。
ご高齢の方にも取り組んで頂けるメソッドを・・・と考案したものです。

椅子ゆるくメソッドをもとにオリジナルミュージックをつけ完成させた椅子ゆるく体操。 
椅子ゆるくメソッドから発案し特許を取得したオリジナル姿勢改善グッズ。
 
椅子ゆるくメソッドには思い入れがあり、これらを生活に活かしてお元気になられた方がいらっしゃることを大変嬉しく思います。 

Aさんはじめ、嬉しいご報告下さった皆様、本当にありがとうございます。

椅子ゆるく®講座(初級・中級・上級・指導者養成講座)については以下のページをご覧ください。


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