足が痛い原因は変形性股関節症だからではなかった
20年以上悩んでいた体の痛み
以前、『20年以上悩んだ体の痛み やっと解決!(変形性恋関節症)』というタイトルのブログでご紹介したことがあるオンライン・パーソナルレッスン受講生のIさんが、1年間のコースを終えられました。
上の記事に書かせて頂いたように、Iさんは、20年以上前からお体の痛みに悩んでおられました。
Iさんは現在50代でいらっしゃるのですが、40代後半に股関節の痛みで急に歩けなくなり、整形外科で『変形性股関節症』と診断されたそうです。
腕が良いと評判で芸能人も通う整体院に長く通われたこともあるそうですが、良くなってもまた元に戻ってしまうということで、根本原因を探るパーソナルコースを受講されました。
足が痛い原因は?
Iさんは、『変形性股関節症』と診断されたとのことでしたが、それが足が痛い原因でしょうか?
体に痛みがあり、病名がついてしまうと、ついついそれが原因だと思ってしまいますね。
ですが、その『変形性股関節症』になってしまった原因は何でしょうか?
ここで、『変形性股関節症』についてお話します。
変形性股関節症とは
『変形性股関節症』は、股関節の軟骨がすり減ることで起きる様々な症状のことを指します。
股関節とは、骨盤と大腿骨とで構成された関節です。
股関節には寛骨臼というソケットのような窪みがあります。
その寛骨臼に、大腿骨にあるボール状の大腿骨頭がはまり込みクルクルと色んな方向に動けるようになっています。
股関節の動きがスムーズになるように、寛骨臼の内側と大腿骨頭は軟骨で覆われているのですが、その軟骨がすり減ることで、軟骨の下にある骨が変形してしまっている状態が『変形性股関節症』です。
治療法は、初期の場合は運動療法・生活習慣の見直し・薬物療法などですが、症状が進行して末期症状になってしまうと、痛みに耐えかね、人工関節に置き換える手術『人工関節置換術』を選択せざるを得なくなってしまいます。
変形性股関節症になる原因
『変形性股関節症』になる原因は、加齢や臼蓋形成不全と言われています。
加齢と言っても、発症年齢は40代~50代で女性が男性より圧倒的に多いのだそうです。
私のブログをいつもお読みくださっている方。
また!女性ですよ!
『変形性股関節症』の原因と言われる、臼蓋形成不全の発症年齢は20〜40歳で女性に多いとのことで、男女比は1:9!
9割が女性ということです。
また、日本の股関節痛の80%が、臼蓋形成不全に起因しているというデータもあるそうです。
関節疾患は女性に多い
『変形性股関節症』に限らず、関節疾患は女性に多いです。
過去のブログの、股関節に強い痛みが出る臼蓋形成不全も、体が柔らかすぎる関節弛緩性も、足の指の付け根にコブができ痛むモートン病も、背骨がねじれて曲がる側弯症も、お尻から足にかけて痛みが生じる坐骨神経痛も、膝の前十字靭帯が断裂するのも女性に多いのです。
女性であることと加齢、先天性と言われる『臼蓋形成不全』が原因となれば、防ぎようがないことだと思ってしまいますが、『変形性股関節症』のIさんも、その原因だと言われる『臼蓋形成不全』との診断を受けられた受講生たちも、ご自身と向き合い痛みが出ない生活を送ることができるようになりました。
女性は筋肉量が少ないことが原因だという説もありますが、YURUKUでは筋肉量を増やすためのトレーニングを行っているわけではありません。
ただし、お医者様に「筋肉量が増えている」と褒められたとおっしゃった受講生がおられました。
それはきっと、楽に歩けるようになられたことで、自然に運動量が増えたのだと思われます。
Iさんの場合
Iさんは、反り腰でX脚、膝が過伸展(反張膝)気味、回内足でアーチが落ち、背骨のねじれがありニーイントゥーアウトで歩かれていたので、股関節の痛み以外にも多くの不調をお持ちでした。
繰り言のように発信していますが、不調が起きる根本原因は、日常動作の無意識のクセにより真っ直ぐの感覚がわからなくなってしまっていることです。
Iさんもそうでしたが、足の痛みがある方は、真っ直ぐに歩いているつもりでいても、それは視覚で真っ直ぐ前を認識しているに過ぎず、体は真っ直ぐには動いていないのです。
改善法は、体の勘違いを減らしていくことであって、調整法(セルフケア)をたくさん知っていたり、頑張って取り組んでいるから良くなるというわけではないのです。
Iさんが、治療院で痛みを取ってもらっても、また痛みが出てしまっていたのは、体の勘違いがあるまま日常生活を送っておられたからです。
レッスンのご感想
Iさんからコース終了後に頂いたレッスンのご感想です。
1年前に申し込んだ自分を誉めてあげたい!
1年間のパーソナル・コンプリート・コースのレッスンを受けた感想は、つくづく「受けて良かった!1年前に申し込んだ自分を誉めてあげたい!」です笑
ユルクは主人の転勤で大阪に住んでいたとき、今とはコース体系が違いますが、基本コース?を受けていて、その上のコースも受けたいなーと思っていましたが、東京に戻ってきました。
東京に戻ってからも、自分の姿勢が悪いことや、肩こりなど左側に痛みが集中することが気になっていたので、芸能人の方が通うような整体に数ヶ月通いました。
処置をしていただくと、気持ちが良くて姿勢が良くなるのは感じていたのですが、やはり数日すると元に戻ってしまう..の繰り返しでした。
その後、急に股関節が痛くなり歩けなくなりました。診断の結果「変形性股関節症の初期」とのこと。
理学療法士さんのところに通い、歩けるようになりましたが、歳なので股関節の軟骨が減るのは仕方がないが、この症状が出る人と出ない人がいるのはなぜかと考え、頭に浮かんだのがユルクの理にかなった歩き方でした。
しかも、パーソナルはNoriko先生直々に教えていただけるとのことで、これは受けるしかないと思い、申し込みしました。
最近、足が痛いと言わなくなったね
1ヶ月ごとに先生のレッスンを受け、いつも熱心に私の身体の不調の原因のことを考えてくださり、矯正方法を教えてくださいました。
レッスンはとてもリラックスしたもので、自分の感覚を素直に伝えても、先生に動画をとってもらうと、自分の感覚と反対側の方が可動域が大きいことや、
無意識のクセを先生にご指摘していただき、自分一人では絶対に気づかないことなので、マンシーマンで指導していただいて本当に良かったと思いました。
主人にも「最近、足が痛いと言わなくなったね」と言われました。
Noriko先生のように、歳を重ねてもいつも元気な女性を目指して、(というか、還暦に見えない先生、すごい~)先生から教わったことを地道に楽しく続けていきたいと思います。
また、ピンポイントのレッスンでお世話になると思いますので、Noriko先生、今後ともよろしくお願いします!
レッスン中にもおっしゃっていましたが、『主人にも「最近、足が痛いと言わなくなったね」と言われました。』というメッセージが、私は本当に嬉しかったです。
なぜなら、私の夫も、以前それはそれは酷い腰痛(ぎっくり腰を年に4回繰り返し、毎週治療院に行かないともたないガラスの腰で手術を勧められていました)に悩んでいたので、不調に悩まれる受講生のご家族のお気持ちがよくわかるからです。
※夫は45歳半ばに体の勘違いを修正し、ぎっくり腰になることが無くなり、整形外科や治療院にも15年間一度も行っていません。
自分の幸せは自分だけのモノじゃなく、家族の幸せでもありますものね^^
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