股関節 右だけ痛い。原因と改善方法(臼蓋形成不全のOさん)
先天性臼蓋形成不全で「杖をつくしかない」との診断で「いずれは人工関節置換手術を」と整形外科で勧められていたというご受講生のOさんは、酷い股関節痛を克服され、今では痛みが出ることが無くなり、スタイルアップしていかれています。
「YURUKUで改善しますよ。」とは言えませんし、言ってはいけないです。 個人差ももちろんあり、手術が本当に必要な方もおられるでしょう。
ですが、予告された暗い未来を自力で明るい未来に変えた人がいるということを知って頂きたくて、この記事を書きました。
臼蓋形成不全とはどういった疾患なのか、女性が圧倒的に多い理由として考えられること、Oさんが酷い股関節痛を回避した方法、Oさんのお体の変化とレッスンのご感想をご紹介しています。
ぜひ、最後までお読みください。
臼蓋形成不全とは?
臼蓋形成不全とはどういった疾患なのかお話します。
まずは、股関節がどこにあるのかを画像で確認しましょう。
股関節とは、画像の⭕️の箇所で、骨盤と大腿骨から形成される関節です。
次に、臼蓋(キュウガイ)とは、寛骨(骨盤の大きな骨)の大腿骨頭を包み込んでいる箇所であり、臼蓋形成不全とは「骨盤側」の問題です。
通常、大腿骨頭を包み込むように、臼蓋が深くなっていますが、臼蓋形成不全はその窪みが浅い状態です。
窪みが浅く大腿骨頭を支える面積が小さいと、股関節にかかる負担が大きくなり痛みが出てしまうのです。
発症年齢は20〜40歳で女性に多いとのことで、男女比は1:9らしいです。
そして、日本の股関節痛の80%が、臼蓋形成不全に起因しているというデータもあるそうです。
人工関節置換手術とは?
Oさんは、30代後半に、右の股関節の強い痛みで10分程度でも歩くのが辛くなってしまわれました。
整形外科で【先天性臼蓋形成不全】と診断され、「骨は治らない。杖をつくしかない」と告げられたうえで、「いずれは人工股関節置換手術を」と勧められたそうです。
※レントゲン写真はフリー画像です。
人工関節置換手術とは、関節の痛みの原因になるものを取り除き、人工の関節に置き換える手術です。
人工関節の耐用年数は約20年なので、20年後に再置換手術が必要だと言われています。
ですがOさんは、何か良い方法は無いものかとネットで検索をして、2016年にYURUKUに辿り着いてくださいました。
はじめて1day講座を受講された時に、Oさんの脚が、どうねじれていてなぜ痛むのかと理由を説明したのは私Norikoが初めてで感動して下さったそうで、ご自身のためにインストラクター養成講座を受講され、何度も繰り返し、姿勢や歩き方改善に 取り組まれました。 (当時は今と異なり、集中的に学べる講座は養成講座だけでした。)
その結果、手術を回避されました。
股関節の痛みが出にくくなり、出てもご自身で調整できるようになられたのです。
なぜ、臼蓋形成不全は女性に多い?
これまで、臼蓋形成不全との診断を受けたというご受講生は決まって、座る動作・立ち上がる動作・歩く動作すべてにおいて、不要に股関節を内旋させる動きを日々繰り返しておられます。 (股関節の内旋とは、太ももを内向きにひねる動き)
不要に股関節を内旋させる動きを繰り返し、ニュートラルな状態に戻さずに過ごしている方の脚は、画像のように太ももが内向きにねじれたままになっています。
その日常動作のクセを改善させてきたから、Oさんは、手術を回避させられたのです。
ところがOさんは、まだ時々右の股関節が痛くなることがあるし、太ももの張りや、肩こりや首こりなどもスッキリとはいかないということで、
2022年に始まったマンツーマンで動作のクセを紐解くレッスンを行うオンライン・パーソナルレッスンコースで、ステップアップしていかれることを選択されました。
股関節 右だけ痛いのはなぜ?
Oさんは、手術を回避させられたのですが、まだ右の股関節に痛みが出ることがある原因が、
頭と顎の感覚のズレと、足首の傾きの左右差により体をひねって動くクセがあったことと、足裏アーチが下がるバランスのまま過ごされてきたことで、足裏の感覚もズレていることにありました。
股関節を内旋させるクセに加えて頭や足のバランスが良くないと、背骨がねじれてしまい、軸になっている脚の股関節がさらに内旋してしまいますし、
反対側の脚は股関節を正しく使えなくなり膝関節で強くねじるクセがつき、その膝関節のねじれにより足関節も股関節もまたねじれてしまいます。
股関節の右だけ痛い・股関節の左だけ痛い、膝関節の右だけ痛い・膝関節の左だけ痛いと、片側だけに痛みが強く出る方が多いのは、上記の理由で背骨を不要にねじる動作をされている方が多いからです。
それから、足裏アーチが下がるバランスで過ごすことにより、股関節の内旋を修正することが難しくなります。
その理由は、その足裏を着地させ体重をかけただけで、足関節・膝関節・股関節はねじれ、太ももやふくらはぎの筋肉が緊張してしまうからです。
写真は、Oさんのパーソナルレッスン6か月間のお体の変化です。
Oさんは、この時点で股関節が痛くなることが無くなりました。
ここまでに行なったことは、関節のねじれ調整と日常動作のクセの改善のみで、筋トレもストレッチも行っておりません。
股関節よりも膝下の歪みに着目
Oさんは以前は、ビフォー写真のように膝がぶつかり、両足を揃えて立つことができないX脚でしたが、もう、揃えて立つことができるように。
ビフォー写真のような膝下の歪みは、日常的に脚の各関節をねじる動作を繰り返してきた結果です。
そうした動作が、痛みや張りの原因となってしまうので、股関節の痛みや膝の痛みのある方は膝下美脚にしていくことは必須なのです。
レッスン前は、ビフォー写真のように縦アーチも横アーチも潰れた扁平足でしたが、脚や足の調整だけでなく、歩き方も改善させていき、足裏アーチが復活し足首が起きて、傾きの左右差も軽減してきました。
股関節の痛みを取りスタイルアップ!
股関節痛が出なくなってからのOさんは、ヒップやウエスト・肩甲骨の位置もどんどん変わって全身がスッキリ!
ビフォー写真のように、ヒップが横に広がり丸みが無いことも、脚のねじれによるものです。
アフター写真のように、ヒップを丸くアップさせるには、脚の動作改善は不可欠なのです。
また、ここでお伝えしたいことは、楽に歩ける体こそが、美しい体だということ。
見た目重視で体の不調を置き去りにして体作りをすると、年齢を重ねるごとに自然な美しさを保つことができなくなってしまいます。
Oさんは、見た目を良くすることよりも、とにかく痛みの無い体になりたい一心で体作りをされてきました。
その結果が、アフター写真なのです。
自然な美しさは、健康な体を目指すと、勝手に手に入るものなのです。
ご受講動機とご感想
【YURUKUご受講動機】
30代後半に右股関節の痛みで10分程度も歩くのが辛くなり、整形外科を受診。
生まれつき骨の発育が悪いという臼蓋形成不全との診断でした。
骨は治らない、杖をつくしかないとのことで、この先どうなっていくのか不安でした。
太ももから膝は引っ張られているような違和感があり、インターネットで調べていたら、筋肉をゆるめるという考え方にたどり着き、さらに検索してNoriko先生のブログに出会いました。
その後受けた講座で、違和感はあるのにそれまで分からなかった私の脚が、どうねじれていてなぜ痛むのかと、理由を説明してくれたのはNoriko先生が初めてで、とても感動したのを覚えています。
Noriko先生のスタイルの良さを実際に見て 、不調の解消&スタイルアップも出来たらいいなと欲も出ました^ ^
まだ少し太ももの張りはありますが、今はたくさん歩いても平気になりうれしいです。
これからは自分で体の使い方の癖に気づいて、ラクな姿勢・良いバランスを手に入れたいです。
【ある日のパーソナルレッスンのご感想1】
今日はありがとうございました😊楽しく充実したレッスンでした!
写真もありがとうございます。
今日は肩や腕は特にやってないのに、腕の位置が後ろにあってびっくりしました。
股関節使ってるつもりが使えてないという衝撃の事実も発見していただきありがとうございます。
毎回こういう気づきがあると、今まで気づかなかった自分に本当にびっくりします。。
今まで何回も教わっていたはずなのに😱
写真ぜひご紹介ください!
皆さんのお陰で私もいろいろ気づかせていただいているので、お役に立てれば嬉しいです。
レッスン終了後、あれから家の中で少ししか歩いてませんが、さっきまでの右の太腿の張りがラクになっています!
本日衝撃のスクワット※、繰り返し練習して歩くことに繋げたいと思います♪
また次回もよろしくお願いします。
※一般的なスクワットではなく、Oさんのお体に合わせたスクワットです。
【ある日のパーソナルレッスンのご感想2】
今日も濃い内容のレッスンありがとうございました😊
セルフケアで良くなってるのに、数歩歩いて自分で元に戻してる癖の強さに驚かされたレッスンでした💦
いつも驚いていますが。。
これはパーソナルレッスンでじっくり見ていただかないと、自分ではなかなか気付けないと思います。
その場で私の動きを見て、イマイチなら、次々に改善法を考えてくださる様子に感動しました✨
パーソナルレッスンも残り回数少なくなってきて焦る気持ちもありますが、一カ月ごと見つかった課題に大切に取り組んでいきたいです。
未来の自分をより良くできるのは今の自分。
それを体現されたOさん。
股関節痛を何とかしたくてはじめられたYURUKUですが、今ではスタイルアップしていかれていることを楽しんでおられます。
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