その姿勢、本当に良い姿勢?一時的な姿勢改善と根本的な姿勢改善の違い
「姿勢を良くしたいけれどすぐに姿勢が崩れてしまう」
「姿勢改善で身体に力を入れていると疲れる」
このような悩みをお持ちではありませんか?
お腹やお尻に力を入れることで姿勢を良くする方法は、かえって身体を疲れさせてしまい、不調に繋がることがあるのです。
今回は一時的な姿勢改善の問題点と根本的に姿勢改善を行うポイントを紹介します。
良い姿勢が続かず悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
一時的な姿勢改善の問題点
身体に力を入れることによる一時的な姿勢改善は、身体が疲れる、力みによる不調が起こるといった問題点があります。
力を入れておかないと姿勢が悪く見えてしまう場合は、骨盤や腕、脚など身体そのものが歪んでいる場合がほとんどです。
その状態で無理矢理力を入れて姿勢を良くしようとすると、ねじれた腕や脚に引っ張られる力に対抗し続けることになるため、非常に身体に負担がかかります。
また、力を入れることによってコントロールした骨盤の位置に上半身を合わせる形になることから、意識的に肩甲骨を寄せたり顎を引いたりする必要があります。
そのため、身体の力みによる不調の原因にも繋がってしまうのです。
身体に負担をかけずに姿勢改善を行うには、根本的な歪みやねじれを整える必要があります。
根本的な姿勢改善ができれば、身体に力を入れなくても姿勢が崩れることはありません。
身体の不調を防ぐためにも、一時的ではなく根本的な姿勢改善を目指しましょう。
姿勢のセルフチェック方法
自分の姿勢を簡単にセルフチェックするには、良いと思う姿勢をとった時に「顎を上げずに、鼻水を吸う要領で鼻からたっぷり息を吸い込めるかどうか確かめること」がポイントです。
息がたっぷり吸えれば問題ありませんが、上手く吸いこめない場合は呼吸が浅くなっていく姿勢であり、改善する必要があります。
呼吸が浅くなる姿勢が良くない理由
では、なぜ呼吸が浅くなる姿勢は改善すべきなのでしょうか?
理由は以下の2つです。
- 酸素を体内に上手く取り込めない
- 横隔膜の動きを妨げる
順番に見ていきましょう。
酸素を体内に上手く取り込めない
私たちが元気に活動するためにはエネルギーの摂取が必要です。
食べ物だけではなく酸素も人間に必要なエネルギー源となります。
息を吸って取り入れた酸素は血液で運ばれて、体の隅々まで行き渡っている毛細血管により、体の各細胞に届けられます。
その各細胞内で、ミトコンドリアが酸素を使ってエネルギーを生産してくれるから、私たちは生きられるのです。
呼吸が浅くなってしまうと酸素が上手く取り込めず、人間の活動に必要なエネルギーが不足してしまう原因になります。
横隔膜の動きを妨げる
呼吸が浅くなる姿勢を続けると、呼吸筋である横隔膜がスムーズに動かなくなります。
そのため横隔膜直下のお腹の空間にある内臓が下がり、背中やお腹の空間も狭くなってしまいます。
腕・脚のねじれと姿勢改善の関係
根本的な姿勢改善を行うには、腕や脚のねじれを整えることも大切です。
腕のねじれを解消させずに姿勢作りをしていると、首を良い位置に起こせないため腰を反らせるクセがつき、背中の空間が狭くなります。
また、脚のねじれを解消させずに姿勢作りをしていると、仙骨周辺がぺたんこになり骨盤内が狭くなります。
背中の空間と骨盤内が狭くなることで、肝臓や胃、大腸、小腸、子宮、膀胱を圧迫する原因になります。
圧迫を受けてしまう箇所に丸印🔴を付けると画像のようになります。
実際に腕や脚のねじれを改善させないまま身体に力を入れて姿勢改善を行い、尿漏れや胃下垂、膀胱炎、盲腸炎などの不調に悩まされていた方も多いのです。
YURUKU®の呼吸力アップ講座について
YURUKU®で行なっている呼吸力アップ講座では、息がたっぷり吸えるようになるための姿勢改善法をお伝えしています。
良い姿勢は、見せるものではなくて見えるものです。
体にとって良いことをしていけば、自然に美しい姿勢に見えるようになります。
写真は、YURUKU®の呼吸力アップ講座ご受講生の講座当日のお体の変化です。
内臓が上がり、ぽっこりお腹が解消
肋骨と骨盤の歪みが解消
胸の空間(胸腔)が広がりバストアップ
体の空間が縦に広がり、肩幅と腰幅がスッキリ
姿勢が変わり前太ももへの負担が軽減
ぜひ、下の記事に記載している姿勢改善法をご参考に、息がしやすい姿勢を心がけるようにして下さい。
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