側弯症「手術(ボルト)かコルセットしかないと思っていた」

側弯症のSさん6か月の変化

側弯症で真っ直ぐに立つことができなかったSさん(60代)は、ネットでたくさん検索して、YURUKU®︎を見つけてくださいました。

側弯症は病名であるため、ネットで検索すると、YURUKU®のような民間の姿勢歩き方教室は上がってきません。

それなのに、なぜ私の記事を見つけてくださったのかというと、Sさんは、手術(ボルト)やコルセット以外の方法で、ご自身でお体を変えたいというお気持ちがおありで、側弯症で検索せずに、姿勢歩き方が学べる教室を探されたからです。

そうしてヒットした数ある教室の中から、「ここだ!」と直感で選択され、1年間のオンライン・パーソナルレッスンコースの受講を決めらました。

側弯症で真っ直ぐ立てない

レッスン前のSさんは、「側弯症で真っ直ぐ立てない」とおっしゃっていていました。

股関節・膝関節・足関節のねじれ方の左右差で骨盤が歪み、肩関節・肘関節・手関節のねじれ方の左右差で肩甲骨の位置も左右で異なり、その結果背骨がねじれていて、左の骨盤上部がコブ状で、ヒップの筋肉が潰れたように凹んでいました。

まずは、各関節のねじれの方向、骨盤・肩甲骨の左右差、背骨の歪みの状態を、Sさんのバランスと動き、聞き取ったお話をもとに紐解き、

なぜそうなってしまったのか、生活動作のクセをイメージしていきました。

ねじれの方向・生活動作のクセのイメージができた後、それらを解消させる方法を、お体に合わせて考え練習して頂きました。

ちなみに、側弯症の方の場合、背中の歪みに着目しがちですが、背中だけ見ていては絶対に解消しません。

側弯している体は、重力に引っ張られて倒れてしまわないようにバランスを取っている状態なので、背中だけ変えることはできないのです。

頭の先から足の先まで、全身のバランスを見ながら動作改善をしていくことが非常に重要です。

これは、側弯症の方に限らず言えることなのです。

レッスンのたびに、Sさんのお体の現状についての解説と、その日に行ったワークを、復習用に動画撮影してお渡ししました。

Sさんは、この6か月間、月1回のレッスンと復習用動画で、無意識に繰り返してきた生活動作のクセに気付いては修正する日々を送ってこられました。

その結果がアフターです。

左のコブが小さくなり、ヒップにも丸みが出てきて、かなりお体を起こせるようになられました。

私がSさんのお体を変えたのではなく、Sさんご自身がお体の現状を理解して変えてこられたので、もう元の状態に戻ることはありません。

バランスが大きく変わったSさんは、その変化にとても喜んでおられ、「受講して良かった」と、嬉しいお言葉を下さいました。

手術(ボルト)やコルセット以外の方法で…と願っておられた反面、そうは言っても手術(ボルト)やコルセットしかないのかも…とも思っておられたようなので尚更です。

今は、これからのご自身に期待されています。

今回、写真掲載を許可してくださったのも、以前のSさんのようにお悩みの方に、こうした取り組みを選択肢に入れて頂きたいという私の思いに共感して下さったからです。

体の歪みは、生活動作によって作られたもの。

なので私は、側弯症の方であっても、そうでない方であっても、歪みの程度に違いはありますが、変わらず生活動作をより良いものに変えるサポートをさせて頂いています。


ほかにも側弯症に関する記事を書いていますので宜しければお読みください。

Sさんが受講されているパーソナルレッスンコース

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