50代女性・筋トレをする以前にやるべきこと

多くの50代女性に必要なこと

50代は、更年期症状や閉経後の症状に悩まされるなど、心身ともに40代の頃には感じられなかった不調が起きる方が多いため、健康について最も考えさせられる年代だと言われています。

体の衰えを防ぐために、筋トレを始める方もおられることでしょう。

ですが、今までに感じなかった不調に悩まされるようになり筋トレを始めた方で、以下のように感じている方はおられませんか？

少し動いただけで疲れる
体の節々が痛む
疲れが取れない
メニューをこなせない
気力・体力ともに続かない

数ヶ月がんばってみたものの、以上のように感じている方は、今やるべきことは筋トレによる筋力アップではなく、筋肉が素直に動かせるバランスに体を整え、筋肉の質を上げることです。

年齢が上がるにつれ筋肉は硬くなる

誰もが年を取ります。
何一つ劣化することなく人生を終える人なんて居ません。

筋肉ももちろん劣化します。
年齢が上がるにつれ、筋肉が硬くなっていきます。

その主な理由は、筋肉の組織にあるコラーゲン繊維の柔軟性が失われていくからだと言われています。

皆さんは、鶏肉の「親鶏(ひね鶏)」を召し上がったことはありますか？
※食用の親鶏とは、卵を産まなくなった鶏です。

スーパーで通常売られている鶏肉は「若鶏」ですが、私は「親鶏」を買って調理し食べたことがあります。

食べてみると、とにかく硬くてビックリしたのです！

それと同時に「あ～筋肉の劣化とはそういうことなのね。」と、納得しました。

でも、年齢とともに筋肉が劣化することは事実であっても、まだまだこれからなのに、そのせいでしんどくなるのだと考えるのは今すぐやめましょう。

筋肉を良い位置に戻そう

現代は、便利な世の中になったことで歩く機会が減り、スマホやPCを長時間操作する生活を送っている人がとても増えています。

筋肉がまだ劣化していないはずの10代や20代といった若い人でも、肩こりや腰痛で悩んでいて筋肉がカチカチの人は少なくありません。

50代ともなると、肩こりや腰痛があることが当たり前のように感じる方がおられるかもしれませんが、そうではありません。

筋肉が劣化していないはずの若い人でも肩こりや腰痛が起きるのは、日常的に繰り返される良く無い動作が原因で体がねじれ筋肉が良い位置で使われず硬くなっているからです。

では、そういう方々が年齢を重ねるとどうなるでしょう。
すでに硬い筋肉がさらに硬くなって、コリや痛みが酷くなってしまいます。

年齢が上がって不調が多くなったり疲れやすくなるのも、突然そうなったのではなく、若い頃からあった体のねじれが、絶えず体にかかり続ける重力の負荷で増し、筋肉がスムーズに動かせないバランスになっていくからです。

そうしたねじれた体のまま筋トレをすると、トレーニングによる負荷もかかり、筋肉はもっと硬くなってしまうことは言うまでもありません。
※筋トレは、負荷をかけ筋肉を育てるトレーニングです。

できる限り体のねじれを取り、日々の動作を改善させることができれば、筋肉が硬くなっていく年代になっても、生活に何の支障も無いのです。

私YURUKU代表ノリコは2024年4月に60歳になりましたが、40歳で日常動作を見直してから不調が出なくなり、整形外科や整体に20年間1度も行ったことがありません。

筋トレもストレッチも何もしていませんが、10km以上連日歩いても平気な体で過ごせています。

普通に考えるといかがでしょうか？
60歳・筋トレも何もしていない女性というと、どういうイメージがありますか？

20年間、腹筋トレーニングもゼロの私ですが、勢いをつけず手も使わずに上体起こしができます。(下の記事に半年前に撮った動画を載せています。)

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